Diseases

各種疾患

循環器科

猫の肥大型心筋症

どんな病気?

心臓の壁が分厚くなり血液をうまく送り出せなくなる心臓疾患です。メインクーンやラグドールなどで遺伝性が認められていますが、幅広い品種や年齢で認められ猫ちゃんに最も多い心臓病です。

どんな症状?

初期には無症状のことが多いですが、麻酔や輸液、ステロイドの投与により症状が誘発されることがあります。重症化した場合、呼吸が速くなったり突然死してしまったりすることがあります。また、血栓が後肢に詰まった場合、後肢の麻痺、冷感、強い痛みを生じます。

治療法は?

肺水腫や動脈血栓塞栓症などを併発した重症例では入院し集中治療が必要です。軽症例では内服薬で心臓の機能をサポートします。

予防は?

有用な予防法はありません。猫ちゃんは心臓に雑音がなくても心疾患を有している可能性があります。特に手術前や輸液治療を開始する前、そしてシニア期になったら心臓の超音波検査をお勧めします。予後は寿命を全うできる子、突然死してしまう子など症例により様々です。