Disease
各種疾患のご説明
内科
慢性腎臓病
どんな病気?
数ヶ月から数年にかけて進行性に腎機能が低下する疾患です。腎臓は一度障害を受けると元には戻らず、加齢に伴って腎機能は低下するため、高齢になる程慢性腎臓病のリスクが高まります。先天性腎疾患、慢性腎炎、感染症、結石、腫瘍や腎臓以外の泌尿器科の病気(尿管結石、膀胱腫瘍等)等が原因となります。
どんな症状?
定期的な皮下点滴、内服薬及び腎臓病用療法食を継続し、定期的に血液検査を行います。重度な場合は入院が必要になる事もあります
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治療法は?
定期的な皮下点滴、内服薬及び腎臓病用療法食を継続し、定期的に血液検査を行います。重度な場合は入院が必要になる事もあります。
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予防は?
失われた腎機能の回復は出来ませんが、早期発見し適切な治療を行えば生存期間を伸ばすことができます。無症状でも7歳以上になったら定期検診を積極的に受けましょう。
猫伝染性腹膜炎
どんな病気?
猫伝染性腹膜炎(FIP)ウイルスに対する免疫の過剰反応によって起こる病気です。ご自宅にお迎えしたばかりの若い猫ちゃんや、たくさんの猫ちゃんを飼育している環境、あるいは感染・外傷などの大きなストレスにさらされた後などに見受けられることが多く、また、高齢猫ちゃんでの発症もまれに認められます。
どんな症状?
ご自宅では元気食欲がない、熱っぽいなどの症状が認められ、院内の検査では胸・腹水の貯留、眼や腎臓の障害、重度の炎症などが明らかになることがあります。
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治療法は?
有効な治療方法はこれまでありませんでした。しかし、現在では高額ではありますが抗ウイルス薬による治療で高い効果が認められています。
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予防は?
特定の予防方法はありませんが、大きなストレスを避けた生活を送ることが大切です。それぞれの猫ちゃんに対して十分なテリトリー・トイレを設けましょう。一般に広く存在する弱毒猫コロナウイルス(※)が猫の体内でFIPウイルスに変異し、発症すると考えられています。従来からは感染猫からの直接の感染・発症はしないと考えられていますが、同一環境での複数頭発症も見受けられるため、感染猫ちゃんがいるお宅では念のために感染に注意して対策するに越したことはありません。
※ヒトのコロナウイルスとは別のものです。
糖尿病
どんな病気?
膵臓から分泌されるインスリンの量が低下したり、作用が弱まったりすることで高血糖状態となり、様々な症状や合併症を引き起こします。重症化するとケトアシドーシスという状態になり死に至る場合もあります。
どんな症状?
初期には多飲多尿、多食、体重減少が認められます。犬では白内障、猫では後肢の末梢神経障害(かかとを地面につけて歩く)が認められることもあります。ケトアシドーシスになると、元気食欲低下、嘔吐、下痢、昏睡などが起こります。
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治療法は?
インスリンの投与と食事療法を行います。ケトアシドーシスの場合は入院下での集中治療が必要になります。
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予防は?
飲水量、尿量及び体重のチェックをこまめに行い、飲水量や尿量が増えてきたり、食べているのに痩せてきた場合は早めにご相談ください。また適切な食事管理と適度な運動を心がけ肥満にならないように気をつけてましょう。わんちゃんの場合は避妊手術をすることで糖尿病のリスクを下げることができます。
熱中症
どんな病気?
体の熱を外に出すことができず、体調不良を起こしたり、各臓器の障害から場合によっては命に関わる疾患です。
季節気候(高温多湿)だけでなく、熱が体内に蓄積しやすい体質(ぽっちゃりしている、短頭種、被毛が密、興奮しやすいなど)や、熱が産生されやすい環境(天気の良い日の車中、温度管理がされていない室内)などにも注意が必要です。発生頻度はわんちゃんの方が高いですが、完全室内飼育のねこちゃんでも起こる可能性があります。
どんな症状?
長時間暑い場所にいた、ずっと興奮していたなどの状況で、ぐったりしている場合は緊急性の高い状態が心配されます。症状が軽い場合には、元気だけど食欲が低下するなどの場合もあります。
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治療法は?
「熱中症かな?」と思ったら、すぐに動物病院に連絡しましょう。応急処置としては、布に包んだ保冷剤で首元や手足の付け根を優しく冷やすとよいでしょう。病院に到着したら、冷却処置、酸素吸入および点滴などを行いつつ、重症度の評価を行います。
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予防は?
予防が一番です。エアコンやサーキュレーター・扇風機で、適温を保ち、空気を循環させましょう。また、水分は十分に飲めるようにしましょう。わんちゃんねこちゃんだけを車内に待たせることは避けましょう。
副腎機能亢進症(クッシング症候群)
どんな病気?
副腎から分泌されるホルモンが過剰になることで様々な症状を引き起こす内分泌疾患です。犬では発症率が高く5~7歳以上で認められます。猫では稀です。副腎からのホルモン分泌を制御する脳下垂体の腫瘍化、副腎自体の腫瘍化、ステロイドの過剰投与が主な原因です。
どんな症状?
水をよく飲む、尿量が多い、お腹の膨らみ、左右対称性の脱毛、パンティング(ハァハァする)などが認められます。
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治療法は?
下垂体腫瘍の場合、お薬でホルモンの過剰分泌を抑えます。下垂体腫瘍が大きい場合や副腎腫瘍の場合は外科切除が必要です。
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予防は?
早期発見と早期治療が重要です。定期的な健康診断を心がけましょう。また当てはまる症状があればすぐに相談ください。
急性膵炎
どんな病気?
膵臓に含まれる消化酵素が活性化し膵臓自身が消化され炎症が起こる疾患です。中年齢の犬に好発します。テリア種、ミニチュア・シュナイザーに発症しやすいです。
どんな症状?
嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛などが認められます。重症化すると播種性血管内凝固(DIC)や多臓器不全など併発し死に至る場合もあります。
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治療法は?
点滴、吐き気どめ、鎮痛剤、抗炎症薬などを用いた治療を行います。重度の場合は入院が必要になることもあります。
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予防は?
脂肪の多い食事は膵臓に負担をかけます。脂肪の多い食事やおやつは避けて適切な体重を維持しましょう。人の食べ物の誤飲や誤食、盗み食いも気をつけましょう。
原発性門脈低形成
どんな病気?
肝臓の中の細かな血管の異常です。似たような名前で先天性門脈体循環シャント(門脈シャント)というものがありますが、それとは別物です。
どんな症状?
通常は無症状で、健康診断などの検査で偶然疑われることが多いです。診断するには肝臓の一部を採取(生検)して顕微鏡下で組織構造をチェックしますが、小型犬で無症状なのに検査で異常値が出るといった特徴から仮の診断を行うことも多くあります。
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治療法は?
大抵の場合は、症状もなく寿命にも影響を及ぼしませんので、経過観察を行います。まれに重症化する例も存在しますので、程度によっては肝疾患用の療法食や肝保護用のサプリメントを使用することもあります。
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予防は?
検査数値に隠れてしまいがちな他の疾患を見逃さないよう、注意が必要です。また、お薬に対する反応性には念のため注意しましょう。
ダニ媒介性感染症(ダニ咬傷)
どんな病気?
ダニに噛まれることからウイルスや原虫に感染し病気を起こします。重症熱性血小板減少症(SFTS)、バベシア感染症、ヘモプラズマ感染症、エーリキア感染症などが含まれます。ここで言う「ダニ」とは、屋外に生息するものです。吸血前はゴマくらいのサイズで、動物や人間の皮膚から吸血すると大豆くらいのサイズになります。
どんな症状?
感染する病原体によって異なりますが、発熱や元気食欲の低下、貧血など、、、何が原因かわかりにくいこともあります。一方、特にSFTSでは急激な重症化の恐れがあり、人間への感染にも極めて注意が必要です。犬さんで多いのはバベシア感染症ですが、近年では国内でもエーリキア感染症の発生が報告されています。
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治療法は?
バベシア/ヘモプラズマ/エーリキア感染症では、検査で感染を特定した上で内服薬の投与を数週間行います。一旦改善したあとにも潜伏感染の可能性に注意して経過観察を行います。
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予防は?
犬さん猫さんへのダニ寄生を予防するためには、定期的な予防薬の投与が効果的です。ご家族も、草深いところを歩いたり登山をする際には、肌が露出しないような服装でダニに咬まれないような注意をしましょう。
食欲不振
どんな病気?
理由はさまざまですが、ごはんを食べなくなる状況です。
急な症状の場合?
胃腸障害や内臓疾患が考えられますので、すみやかに動物病院で検査を受けましょう。原因に対する治療を行ったり、あるいは原因不明の急性胃腸障害では、体を支える治療を回復するまで行います。食欲不振に加えて嘔吐や下痢が起こることがあります。短期間であれば、治療中は食事は最小限に控える場合が多いです。
徐々に起こった症状の場合
高齢期や慢性疾患の場合に認められることが多いです。原因に対する治療を行うのと同時に、お口からの栄養補給を早期から行うことが多いです。お口に流動食や軟らかいフードを入れて食べさせる場合もありますが、自分から食べる気持ちを持ってもらうためには、食欲増進剤が大変役に立ちます。
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食欲増進剤とは?
神経伝達物質に作用するおくすりで、食欲が増加します。代表的なおくすりとしては、ミルタザピンやカプロモレリンが挙げられます。
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投薬の注意点
「おくすりになるべく頼りたくない」とのお気持ちから投薬が不十分になる場合があります。しかし、食欲の維持はとても大切ですので、投薬指示をしっかり守ってください。元気をだすためには、まずは栄養をとらなくては!です。 とはいえ、食欲がないときに投薬するのはとても大変です。ご来院いただければ、病院スタッフが投薬いたします。また、ご自宅で使うことのできる投薬補助ツールも受付でご紹介していますので、ぜひご活用ください。
ネギ中毒
どんな病気?
わんちゃん、猫ちゃんがネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、エシャロットなどネギ属を食べてしまうと、中毒症状を生じ溶血性貧血が起こります。重度の場合は命を落とすこともあります。ネギは加熱調理や乾燥加工されていても中毒症状を引き起こします。
どんな症状?
症状は摂取後1日から数日後に現れ、嘔吐や下痢、食欲不振などが初期に認められます。貧血が進行すると粘膜が白くなったり、呼吸が早くなったり、赤褐色の尿がでたりする事があります。
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治療法は?
解毒薬が無いため対症療法を行います。食べた直後でば催吐処置を行います。赤褐色の尿がでた場合、急性腎不全の予防に点滴を行います。貧血が進行した場合は輸血が必要になることもあります。
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予防は?
わんちゃん、猫ちゃんが誤って口にしないよう注意しましょう。食事中だけでなく、調理時、保管時にも注意を払いましょう。誤って食べてしまった場合は直ちにご来院ください。
犬の伝染性気管気管支炎(ケンネルコフ)
どんな病気?
種々のウイルスや細菌が関与する咳を主症状とする感染力の強い呼吸器疾患です。仔犬に多く認められます。
どんな症状?
乾いた咳、発熱、鼻水などが認められます。悪化すると、湿性の咳が出たり、元気食欲の低下、呼吸困難などが認められることもあります。
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治療法は?
症状に応じて抗生剤、気管支拡張薬、鎮咳剤などの内服薬や、噴霧吸入治療(ネブライズジング)を行います。
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予防は?
混合ワクチンにより感染リスクを下げたり、感染した場合の症状を軽減する事ができます。 また、感染の疑いのある犬との接触を避けることが重要です。生後2~4ヶ月の時期のワクチンプログラムを終えるまでは、他の犬と接触しないようにしましょう。
猫のウイルス性鼻気管炎
どんな病気?
種々のウイルスや細菌等により引き起こされる上部気道感染症で猫風邪とも呼ばれます。子猫では重篤となり亡くなったり、失明してしまうこともあります。またヘルペスウイルスが原因の場合は、良化した後も免疫が落ちた時に再発を繰り返すことがあります。
どんな症状?
くしゃみ、鼻水、食欲低下、発熱、結膜炎、口内炎などの症状が認められます。関節に感染すると足を引きずることもあります。
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治療法は?
症状に応じ、抗ウイルス療法(抗ウイルス薬、インターフェロン)薬の投与や対症療法(抗生剤、輸液)を行います。
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予防は?
定期的にワクチンを打ちましょう。ワクチンは感染リスクを減らし、感染した場合も症状を軽減させます。感染力が強いので、多頭飼いの場合は感染した猫ちゃんが他の猫ちゃんと接触しないようにしましょう。
誤嚥性肺炎
どんな病気?
食べ物や唾液、胃液などが誤って気管に入ることにより生じる肺炎です。高齢で飲み込む力が落ちている子、嘔吐や突出を起こしやすい疾患を持っている子、強制給餌を行っている子、などで起こりやすいです。
どんな症状?
咳、呼吸が速い、発熱、元気食欲の低下などが認められます。
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治療法は?
重度な場合は命に関わることもあり、入院管理が必要になることも多いです。酸素吸入、抗生剤の投与、輸液投与などを行います。
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予防は?
強制給餌を行っている子は、うつ伏せで少量づつ飲み込めた事を確認しながら行います。寝たまま与えるのは避けましょう。嚥下機能が低下しているシニアな子は、食器を肩の高さに置き、フードを少量ずつあげたりふやかして与えたりして誤嚥を防ぎましょう。
血液ガス検査
何を測る検査?
血液がどのくらい酸性あるいはアルカリ性なのか、また血液中に酸素・二酸化炭素・電解質がどのくらいあるのかを測定する検査です。
どんなときに行うの?
病気の重症度を知るために行います。また、病気の原因がどこにあるのか調べる目的で行うこともあります。
通常の血液検査でカルシウム濃度の異常値が認められた場合に、より正確な評価を行うために血液ガス検査でイオン化カルシウム濃度を測定することもあります。
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治療にどのように役立つの?
呼吸や代謝に対する適切な治療を選ぶのに役立ちます。血液ガスが特に役立つ疾患には、慢性呼吸器疾患、糖尿病、腎障害、薬物中毒などが挙げられます。
猫の先端巨大症
どんな病気?
下垂体の腫瘍などにより、成長ホルモンが過剰に分泌されることによって起こる比較的まれな病気です。
どんな症状?
糖尿病になったがインスリン治療への反応が悪いといった状況で発見されることが多いです。そのほかに、頭囲の拡大や下顎の突出などの見た目の特徴的な変化が起こることもあります。
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治療法は?
放射線治療も治療選択肢ではありますが、近年では成長ホルモンの分泌を抑える内服薬の投与といった選択肢もあります。先端巨大症の治療を行うことによって、糖尿病の管理がしやすくなります。
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予防は?
予防方法は特にありません。糖尿病になったがインスリンの効きが悪いという場合には、インスリン抵抗性を起こす疾患を丁寧に探すことでより良い治療を行うことができます。
眼科
白内障
どんな病気?
目の水晶体が白く濁り視力が低下する病気です。犬に多く遺伝、糖尿病、加齢などが原因となります。猫での発症は犬に比べて稀です。遺伝性の場合は若年(6歳未満)でも発症します。
どんな症状?
目の濁り(目が白く見える)と視力の低下が起こります。白内障が進行するとぶどう膜炎を起こし痛みを伴なうことがあります。
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治療法は?
初期の段階では点眼薬で進行を抑える治療を行います。進行した場合は手術や抗炎症薬の点眼治療を行います。
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予防は?
早期に発見できれば、手術で視力を回復出来る可能性が高くなります。わんちゃんの目を日頃からよく観察してあげましょう。また白内障と同様に目が白くなりますが、視覚には影響せず治療の必要がない核硬化症という病気もあります。目が白いと思ったら早めにご来院ください。
角膜潰瘍
どんな病気?
目の最前部に位置する角膜が傷ついてしまう疾患です。放置しておくと角膜穿孔が起こり失明してしまう可能性がある怖い病気です。外傷、細菌やウイルス感染、異物が目に入る、ドライアイなどが主な原因です。
どんな症状?
目がしょぼしょぼする、充血する、涙や目やにが多い、目に凹みがある、といった症状が認められます。
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治療法は?
角膜潰瘍の原因を同定しそれに対する治療を行います。点眼薬や内服薬を用いて内科的治療を行いますが、重度な場合には、外科的治療が必要になることもあります。治療中は自分で擦って悪化させてしまわないようエリザベスカラーを着けましょう。
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予防は?
わんちゃん、ねこちゃんの目を日頃から観察する習慣をつけ、異常があったらすぐに気付いてあげれるようにしましょう。
外科
肛門周りのしこりや腫れ
(肛門周囲腺腫/腺癌、肛門嚢アポクリン腺癌、肛門嚢炎/破裂、会陰ヘルニアなど)
どんな病気?
肛門周りや肛門から奥に入った位置にしこりができたり、肛門の脇が膨らんだり、腫れて出血することがあります。症状は病気によって異なりますが、お尻周りに異常を発見したら動物病院を受診して何が起こっているのかを調べる必要があります。
どんな症状?
ご自宅で肛門周りを見た時に、イボのようなものやぼんやりとした膨らみを発見することがあります。病気によっては痛みや出血を伴ったり、全身症状を示すこともあります。また逆に、痛みなどの症状は示さず、トリミングサロンや動物病院で初めて発見されることも多くあります。
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治療法は?
まずは何が起こっているのかを、身体/直腸検査や細針細胞診などで把握します。タイトルにあげた病気以外の病気のこともあるので、慎重に判断します。病気によっては、全身の検査(血液/超音波/レントゲン検査など)が必要です。その後、その場での処置や内服薬の処方、あるいは全身麻酔下での手術など必要なの治療についてご説明します。
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予防は?
早期発見が大切です。ご自宅で異常を発見したら速やかに動物病院を受診しましょう。すぐに受診できない時にはまずは電話で相談することも大切です。また、去勢手術をしておくことで発生を減らせる病気もあります。
猫の肥満細胞腫
どんな病気?
体表に数mmから2cm程度のしこりができます。しこりは、1つだけのことも複数できることもあります。また、お腹の中の臓器に生じることもあり、脾臓や肝臓が腫れたり、消化管にしこりができることがあります。
どんな症状?
皮膚に発生するタイプでは、しこり以外に症状はないことが大半です。内蔵に発生するタイプでは、元気や食欲の低下などの症状が認められることがあります。
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治療法は?
外科的に切除・摘出することが治療の第一選択肢です。皮膚病変のみの場合には、外科切除で解決することが多いです。手術ができない場合や手術をしても病変が残る場合には追加治療を行うこともありますが、わんちゃんとは異なり、治療方法は未だ確立されず、模索中です。
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予防は?
皮膚病変を見つけたら、動物病院を受診し、検査を行いましょう。また、元気がないなどの全身症状の場合には、病気を絞り込む前に広く全身の検査を行うことが見逃しを防ぐ上で大切となります。
犬の潜在精巣
どんな病気?
雄犬で生後6ヶ月を過ぎても陰嚢内に精巣が無く、精巣が腹腔内や陰嚢の手前の皮下に存在する状態で、遺伝性疾患です。ポメラニアン、トイ・プードル、ヨークシャー・テリアなどの純血種に多く認められます。
どんな症状?
両方とも潜在精巣の場合は精子形成能がありません。また、高齢になると精巣腫瘍が発生しやすくなります。
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治療法は?
外科手術で摘出します。皮下にある場合は、皮膚を小さく切開して摘出します。腹腔内の場合は開腹手術を行って精巣を摘出します。
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予防は?
遺伝性疾患の可能性があるため、潜在精巣のわんちゃんの繁殖は一般的には推奨されません。また、潜在精巣のわんちゃんは腫瘍化のリスクがあるので早めに手術しましょう。
横隔膜ヘルニア
どんな病気?
胸とお腹の間の仕切り(横隔膜)が不完全で、お腹の中の臓器が胸の中に入り込む病気です。交通事故などの外傷を受けて起こる場合と、生まれつき横隔膜の不完全な場合があります。
どんな症状?
外傷を受けた場合には、事故の後から急に元気がなくなり呼吸が苦しいままになります。生まれつきの場合には、活動すると疲れやすいなどの症状がでます。どちらの場合には、軽度あるいは慢性の場合には、発見しにくいことがあります。
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治療法は?
外科手術で、横隔膜を完全な仕切りとして再建します。軽度・慢性・高齢など、状況によっては、経過観察が妥当な場合もあります。
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予防は?
生活環境での事故を予防することは大切です。また、去勢・避妊手術を受ける場合には、日頃の様子を獣医師に伝え、呼吸や換気の問題を疑う場合には、術前に超音波検査やレントゲン検査を行います。また、麻酔時には必ず気管内挿管を行って、生体モニターで換気状況を確認するなど、万全の体制で手術を行います。
消化器科/内視鏡科
誤飲・誤食
どんな病気?
消化できないものや中毒を起こすものを間違えて食べてしまうことで起こります。
どんな症状?
誤食したものによってさまざまですが、食べた直後には無症状で、時間がたってから症状(嘔吐、消化管閉塞、中毒)を起こすことが多いです。
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治療法は?
症状に繋がる可能性のあるものは、可能ならば吐いてしまうのが一番安全です。吐き気を催すお薬を投与することで催吐を行います。それでも目的のものが出てこない場合には、状況によって一旦様子を見る、あるいは全身麻酔下で の内視鏡処置や開腹術に進むなどの判断を行います。
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予防は?
おいしい食べ物の匂いのついたビニール袋や使い終わったマスクなどは、わんちゃんねこちゃんの届かないところに 処分しましょう。観葉植物やいただきものの花束などにも注意が必要です。脱いだ後の靴下、プレゼントのリボンからほつれてきた細長い繊維、床に敷いたウレタンマットの端、テーブルの上に置きっぱなしの小袋入りのチョコなど、おうちの子が何に興味を引かれそうか、日頃から注意して観察しましょう。
犬の胃拡張捻転症候群
どんな病気?
胃にガスが溜まって過剰に膨らみ捻れてしまう疾患です。食後に起こることが多く、血液循環の低下によりショック状態に陥ったり胃壁の壊死などが起こり亡くなるケースも多く迅速な治療が必要です。胸の深い大型犬に好発しますが、ダックスフンドなどの小型犬でも発症が報告されています。
どんな症状?
急に食後お腹が膨らんできた、吐こうとしても吐けないなどの症状が認められます。
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治療法は?
輸液を行い循環の改善を図るとともに、胃のガスを腹腔穿刺や経口胃チューブにより排泄します。必要に応じ手術で胃捻転の整復と胃の腹壁への固定を行います。
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予防は?
一度で食べすぎないように複数回に分けてご飯をあげましょう。また食後すぐの運動や散歩は控えましょう。
唾液腺嚢胞
どんな病気?
唾液を作る唾液腺や唾液を運ぶ経路が傷害を受けることで、周りに唾液が漏れて大きな嚢胞(液体の溜まった袋)になる病気です。顎下に嚢胞ができる場合には、その見た目から「ガマ腫」と呼ばれることもあります。
どんな症状?
顎下から首にかけて波打つような触りごごちの塊がみられたり、口の中では舌の付け根の脇に「水ぶくれ」が認められたり、あるいは眼の下が腫れたりします。これらの嚢胞の大きさや炎症の程度によっては、呼吸や飲み込みの機能が影響されることもあります。
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治療法は?
初めて発見した時には診断も兼ねて、嚢胞の内容物を針で抜き取ります。嚢胞は繰り返し大きくなりますので、再発させないための治療は全身麻酔下での手術となります。
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予防は?
予防方法は特にありません。顎下、舌の脇、眼の下それぞれで別の病気と区別することが大切です。症状を認めた場合には速やかに動物病院を受診しましょう。
肛門嚢炎
どんな病気?
肛門嚢の中に細菌増殖や感染・炎症が起こる病気です。
どんな症状?
お尻を床にこすりつけたり、舐めたりします。通常の肛門嚢貯留物は茶色がかった色で、肛門腺独特の匂いがしますが、肛門嚢炎の時には黄緑がかった色だったり、匂いも通常とは異なることが多いです。
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治療法は?
肛門嚢貯留物を押し出して、肉眼及び顕微鏡下で細菌の増殖や感染・炎症の程度を評価します。貯留物をこまめに押し出す処置をお勧めします(ご自宅で行えるようご指導いたします)。症状が重度の場合には一時的に抗菌薬や消炎鎮痛剤の内服を処方する場合もあります。処置が難しかったり、症状が重度の場合には、肛門嚢を取り除く外科的な処置をお勧めすることもあります。
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予防は?
肛門嚢の処置を定期的に行うことがお勧めです。
血管輪異常
どんな病気?
生まれつき、心臓周りの血管の形に異常があり、食道や気管をはさみこんでしまう病気です。
どんな症状?
多くの場合で、子犬子猫の段階で症状が認められます。ミルクを飲んでいる間は無症状ですが、固形物を食べるようになると食べたものを吐くようになります。吐くことで誤嚥性肺炎を起こすこともあります。また、食べ物が胃まで届かないので、発育も他の子に比べて遅くなります。
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治療法は?
食道や気管をはさみこんでいる組織を手術で取り除くことが治療方法となります。
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予防は?
生まれつきの問題なので、残念ながら予防方法はありません。手術を予定する場合には、手術までは胃瘻などで食道を休めつつ十分に栄養をとり、術後も集中的なケアが必要となります。
猫の便秘
どんな病気?
お腹の中の便を十分にかつスムーズに排出できない状態です。脱水、肥満、骨盤狭窄、神経障害などを有する猫ちゃんに生じやすい疾患です。悪化すると全身状態が悪化したり、巨大結腸症に進行し自力での排便が困難になる可能性があります。
どんな症状?
便が硬い、排便困難、排便痛、嘔吐、少量の下痢や血便、食欲低下、体重減少などが認められます。
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治療法は?
摘便や浣腸により便を取り除きます。便秘の再発対策として、下剤や食事療法を行います。骨盤狭窄や巨大結腸症の場合は手術が必要になる事もあります。
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予防は?
水分を十分取れるようウエットフードを取れ入れたり、複数の水飲み場を用意してあげましょう。体重管理も重要です。
摘便や浣腸は猫ちゃんへの負担も大きい治療になりますので、便が出にくそうと気がついたら早めに病院に相談下さい。
成猫の下痢
どんな病気?
この項では、すでに何年もご自宅で過ごしている猫ちゃんが急に(あるいは徐々に)下痢を起こした場合について説明します。
どんな症状?
便が柔らかかったり表面に血がついていたりします。また、排便時間が長くなったり、排便回数が増えたりします。嘔吐や食欲不振、体重減少などを伴うこともあります。
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治療法は?
寄生虫や消化管内異物の可能性を除外したら、まずはフードの変更や腸内細菌叢改善薬などでの治療を試みます。慢性だったり症状が重度の場合には、全身性疾患がないか検査したり、全身麻酔下での内視鏡検査をおすすめする場合があります。
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予防は?
おもちゃなどの誤飲が無いように注意し、また毛づくろいで多量の被毛を飲み込まないようにこまめにブラッシングしてあげましょう。フードは傷まないように保管し、1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。下痢を起こしたときには、生活の中でなにか変化したところはないか、ご家族でチェックして獣医師までお知らせください。
泌尿器科
猫の尿道閉塞
どんな病気?
炎症産物や結石か尿道に詰まることて、尿か出にくくなったり出なくなってしまう状態を尿道閉塞といいます。雄猫は雌猫より尿道が細いためより詰まりやすいと言われています。全く尿が出ないと急性腎不全となり、1~2日で死に至ることもあります。
どんな症状?
排尿にかかる時間が長い、頻繁にトイレに行く、少量しか尿が出ない、排尿時に痛みで鳴く、尿が赤い、元気食欲がない、嘔吐や下痢をする、など。
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治療法は?
尿道にカテーテルを入れ詰まりを取り、貯まった尿を取り除きます。急性腎不全を併発している場合は、入院下で点滴を行い腎臓を保護します。閉塞が解除できない場合や再発を繰り返す場合には尿道を短くする手術を行うこともあります。
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予防は?
尿の回数や色に異常がないかよく観察し、初期症状の段階に気がついて速やかに病院に連れて行くことが重要です。特に、水量が減る秋冬は尿道閉塞の発生が多くなりますので注意しましょう。飲水量を増やすために、フードに水を加えたり、ウエットフードをとりいれたり、水飲み場を増やすなどの工夫をしてみましょう。また、トイレを我慢させないように、トイレを猫ちゃんの頭数+1個 設置し、常に清潔に保つことも重要です。
犬の膀胱炎
どんな病気?
主に細菌感染により引き起こされます。繰り返す場合は、尿路に尿が停滞してしまう病気(前立腺疾患など)、膀胱結石、免疫機能の低下(糖尿病、副腎皮質機能亢進症)などの病気が隠れている可能性があります。雌は雄よりも尿道が太く短いため罹患しやすいです。また、高齢になるほど細菌の感染リスクは高まります。
どんな症状?
血尿、頻尿、排尿痛、尿漏れ、尿臭、尿の混濁などが認められます。
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治療法は?
抗生物質を投与します。必要に応じて、細菌同定試験や薬剤感受性試験をおこないます。基礎疾患がある場合はその治療を行います。尿に細菌がいても症状がない場合は治療が必要とならないこともあります。
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予防は?
水分を十分に摂取させ、おしっこを我慢しないようにお散歩の時間を確保したり、室内でもトイレができるようにしましょう。外陰部やペニスの汚れが膀胱に入らないよう清潔に保ちましょう。
猫の膀胱炎
どんな病気?
猫ちゃんは細菌性膀胱炎は少なく、特発性膀胱炎が最も多く認められます。特発性膀胱炎とは、尿に細菌や結晶などが認められず原因が特定できない膀胱炎で、ストレスが大きく関与していると考えられています。その他、尿石や細菌感染が原因になることもあります。
どんな症状?
血尿、頻尿、排尿痛、トイレ以外での排尿、尿臭、尿の混濁などが認められます。
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治療法は?
特発性の場合、ストレスの軽減(安心できる環境の確保、トイレの個数を増やすなど)、水分摂取量を増やす(皮下点滴、ウエットフードへの切り替えなど)、鎮痛剤の投与などを行います。細菌性の場合は抗生物質を投与します。尿石症 が原因の場合は食事療法や手術による尿石摘出を行います。
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予防は?
水飲み場を増やす、ウエットフードを与えるなどで水分摂取量を増やしましょう。また、落ち着いた場所にトイレを置いたり、トイレの個数を増やしたり、こまめに掃除をしたりしてトイレを我慢しないよう工夫してあげましょう。
循環器科
僧帽弁閉鎖不全症
どんな病気?
心臓内の弁が十分に閉まらなくなり、血液の逆流が起こります。全身に血液を送る心臓の機能が低下するため疲れやすくなったり、また逆流によって咳や肺水腫を起こすことがあります。
どんな症状?
徐々に進行している場合には、寝ている時間が多くなる、散歩に行ってもすぐに帰りたがる、咳がでるなどの症状が認められることがあります。また、急な悪化を起こした場合には、元気食欲がない、横になって眠れない、呼吸が荒いなどの症状が起こり、速やかな受診が推奨されます。重度の場合には、ご自宅で一緒に生活していても心臓の雑音に気づく場合もあります。
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治療法は?
急激な肺水腫の場合には、酸素室での管理、利尿、血管拡張、強心などの集中治療を行います。安定状態の場合には、強心剤を始めとする内服薬での管理を行います。
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予防は?
ご自宅での症状が認められる場合には一度当院までご相談ください。また、診察時に心雑音が聴取された場合には、心臓の検査をおすすめしております。急で重度の症状を予防するために、定期的に検査を行い、必要に応じた投薬内容への随時変更を行っております。ご自宅では、安静時の呼吸数の測定をおすすめしております。呼吸数を図るコツについては、当院スタッフまでお声掛けください。
高齢期の尿失禁
どんな病気?
自分の意思とは関係なく、おしっこが漏れてしまう病気です。若齢~壮年期には尿路構造の異常や尿路結石・膀胱炎・腫瘍などに伴ってみられることもありますが、高齢期では、尿道の筋肉が緩んでしまって尿失禁が起こることがあります。
どんな症状?
主に睡眠中や安静時に、自分の意思とは関係なく尿が漏れます。活動中には漏れないことが多いです。
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治療法は?
避妊手術や去勢手術を実施済みのわんちゃんではホルモン補充療法を行うことがあります。また、筋肉を収縮を改善するためのお薬(フェニルプロパノールアミン)を投与することもあります。そのほか、サプリメントの投与で改善した例もあります。
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予防は?
高齢期の尿もれは、おむつなどでも対応できますが、おむつをずっとつけていると膀胱内の細菌感染を起こしやすくなったり、外陰部(おしっこの出口)の通気が悪くなってかぶれやすくなります。どのように対処したらわんちゃん自身が快適に過ごせるか、一緒に考えましょう!
猫の肥大型心筋症
どんな病気?
心臓の壁が分厚くなり血液をうまく送り出せなくなる心臓疾患です。メインクーンやラグドールなどで遺伝性が認められていますが、幅広い品種や年齢で認められ猫ちゃんに最も多い心臓病です。
どんな症状?
初期には無症状のことが多いですが、麻酔や輸液、ステロイドの投与により症状が誘発されることがあります。重症化した場合、呼吸が速くなったり突然死してしまったりすることがあります。また、血栓が後肢に詰まった場合、後肢の麻痺、冷感、強い痛みを生じます。
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治療法は?
肺水腫や動脈血栓塞栓症などを併発した重症例では入院し集中治療が必要です。軽症例では内服薬で心臓の機能をサポートします
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予防は?
有用な予防法はありません。猫ちゃんは心臓に雑音がなくても心疾患を有している可能性があります。特に手術前や輸液治療を開始する前、そしてシニア期になったら心臓の超音波検査をお勧めします。予後は寿命を全うできる子、突然死してしまう子など症例により様々です。
皮膚科/耳科
皮膚のかゆみ
どんな病気?
さまざまな原因によって体の痒みを生じます。わんちゃんねこちゃんともにアレルギーの要因が関係することが多くみられます。寄生虫や元々の体質の問題、季節などの環境要因が大きい場合もあります。皮膚バリアが損なわれることによって、二次的な感染を生じて悪化することかがあります。
どんな症状?
体をかゆがって、舐めたり掻きこわしたりします。
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治療法は?
二次的な感染によって悪化している場合には、必要に応じた検査を行い、まずは感染や炎症をおさめます。アレルギーの要因がある場合には、長期的に痒みのコントロールを行う場合も多くあります。治療は内服薬の投与が主となりますが、そのほかには、注射薬、外用薬、シャンプー、サプリメントの投与、あるいは食事の変更などを必要に応じて行います。
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予防は?
アレルギ―性の皮膚炎であれば、長期にわたって症状をコントロールする必要があります。初めて受診する場合には、まずはアレルギー以外の原因による痒みの可能性をしっかり評価して解消しましょう。飼い主さまによる症状の観察が非常に重要となりますのて゛、獣医療スタッフと十分な連携をとって悪化を防ぎましょう。
ねずみとり粘着シートによるトラブル
どんな病気?
ねずみ取り用の粘着シートが、ねこちゃんにくっついてしまうことがあります。
どんな症状?
体のあちこちにベタベタした粘着液がくっついて、ねこちゃんも家の中も大変なことになります。
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治療法は?
ハサミなどで粘着液と毛を切り取ろうとすると怪我をさせてしまうことがあります。大量にくっついた場合には、動物病院で取るのが一番です。おとなしいねこちゃんであれば、毛を刈らずにきれいに洗浄・除去することができます。洗浄・除去が難しい場合には、毛を刈ることもあります。
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予防は?
ねずみ取り用品は、粘着シートだけでなく、殺鼠剤にも注意が必要です。設置する場合には、なるべくねこちゃんが触れられないような場所を選びましょう。ただし、ネズミの気配に気をひかれたねこちゃんは、普段なら到底入れないようなスペースにも入ってしまいます。トラブルが発生したらできるだけ速やかに動物病院を受診しましょう。
褥瘡(床ずれ)
どんな病気?
寝たきりなどで長時間同じ箇所が圧迫されることにより血流が阻害され皮膚が壊死してしまう疾患です。体重が大きい子で生じやすい疾患です。
どんな症状?
脂肪や筋肉が少なく骨が皮膚に近い骨が出っ張ったところ(頬、肩、お尻など)にできやすく、最初は皮膚が赤くなり、酷くなると皮膚が壊死し潰瘍ができたり、感染により膿が出たりします。不衛生な状態で進行するとウジがわいてしまうこともあります。
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治療法は?
褥瘡は一度出来ると治りが悪いことも多く、お家でのケアが重要になります。患部の圧迫を軽減する為、2~3時間毎に体位変換を行い、床ずれ防止用マットや介護用クッションなどを取り入れてみましょう。潰瘍になってしまっている場合は、毎日洗浄を行い外用薬やドレッシング剤を使用します。
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予防は?
寝たきりの状態が続く場合は定期的な体位変換を行い、寝具を見直しましょう。尿や便で汚れたままにすると感染のリスクがありますのですぐに綺麗にしてあげましょう。適切な栄養管理も重要です。愛犬、愛猫の介護が必要になってしまったら心配なこと、不安なこと沢山出てくると思います。何でもご相談ください。
外耳炎
どんな病気?
耳のひだから鼓膜までの耳道で、炎症や感染が起こります。
どんな症状?
耳を触ったり、足で掻く、床に擦り付けるなどの症状が見られることがあります。また、普段よりも耳が匂ったり、ご家族が耳を触ろうとすると嫌がることもあります。
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治療法は?
耳道を洗浄処置したり、点耳薬や内服薬で炎症・感染を治めます。一回の処置で改善するような軽度のものから、頻回の処置や投薬が必要な中~重度のものまで様々です。外耳炎の治療と並行して、外耳炎を起こしやすい素因(アレルギー・ホルモン疾患など)に対しても必要に応じて診療を行います。重度のものでは中・内耳炎の可能性もあるため、慎重に治療する必要があります。
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予防は?
症状がある場合には、お気軽にご相談ください。また、ワクチン接種など耳の診察以外で受診された際にも健康チェックの一環としてお耳を拝見することがあります。健康な耳に対するご自宅での耳そうじは基本的には不要です。もしそうじしたくなるような様子の耳であれば、一度獣医師までご相談ください。耳道に生えている毛については、抜く場合もあれば抜かない場合もあります。お耳の様子を 拝見して、ご家族とご相談の上で判断します。外耳炎は重症化しないよううまくコントロールすることが大切です。軽症のうちに治療管理しましょう。
耳血種
どんな病気?
耳介軟骨と皮膚の間に血液が溜まり耳がパンパンに腫れてしまう疾患です。外耳炎などによる痒みのために頭を強く振ったり掻いたりすることで発症することが多いです。中高齢の犬に多く、猫では稀な疾患です。適切に治療されなければ時間の経過とともに硬く変形してしまいます。
どんな症状?
耳の内側が大きく腫れ、不快感から頭部を盛んに振ったり引っ掻いたりします。
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治療法は?
内科治療では、耳にインターフェロンの注射を週一回行うとともに内服薬を使用します。外科治療では、耳に複数の穴を開け貯留物を除去し、軟骨と皮膚を縫い合わせます。
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予防は?
外耳炎から耳血腫になる事が多いため、耳を痒がっていたり耳が匂ったりなど外耳炎の症状がある場合は早めに病院にご相談下さい。
耳ヒゼンダニ症
どんな病気?
耳ヒゼンダニが耳の中に感染して発症する病気です。特に子猫や子犬で発症する事が多いですが、接触感染するため同居する猫ちゃん、ワンちゃんも感染する可能性があります。また、人にも皮膚炎を生じる可能性があります。
どんな症状?
強い痒みにより頭を振ったり引っ掻いたりします。耳の中に大量の黒色の耳垢を認めます。
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治療法は?
駆虫薬の投与と定期的な耳洗浄を行います。同居の猫ちゃん、ワンちゃんも治療が必要です。家の中に耳ヒゼンダニや虫卵が落ちることにより再感染する可能性もあるため、汚染された可能性のある場所の掃除と消毒(60度以上のお湯)を行います。
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予防は?
感染動物に接触しないようにしましょう。子猫や子犬を新しく迎える場合は感染していないか健康診断を受けましょう。
外に出る猫ちゃん、わんちゃんは定期的に駆虫薬を投与してあげましょう。
アレルギー検査(IgE検査、リンパ球反応試験)
どんな子が対象?
わんちゃんで皮膚の痒みが慢性的あるいはある季節だけ生じて、食事アレルギーやアトピー性皮膚炎を疑う場合に行います。また、慢性の下痢や呼吸器症状でアレルギーを疑う場合にも、検査を検討します。
当院では、わんちゃんのみを対象としています(ねこちゃんでの検査は実施していません)。
何を行う検査?
採血を行い、外部検査センターに提出します。検査には適したタイミング(症状の有無、投薬中 or 休薬中、朝 or 夜など)がありますので、検査をご希望の場合には事前にご相談ください。
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何の役に立つの?
症状の原因となるアレルゲンを推測して生活の中で避けたり、症状を起こしにくい食材のみでの栄養管理を行うために、検査結果を活用します。症状を改善させるためには、食事管理は厳密に行い、加えて内服薬の投与やスキンケアなどを総合的に行う必要があります。
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注意点は?
アレルギー検査をすれば症状が簡単に治まる、というものではありません。残念ながら、皮膚のかゆみをゼロにするのは難しいことが多いです。
かゆみを減らして快適に生活できるように、環境や食事の面から何ができるかを根気強く探すための検査です。アレルギー検査は比較的高額な検査(およそ1〜5万円)ですから、獣医師と相談して検査の目的や治療のゴールをはっきりと把握してから行いましょう。
歯科
歯周病
どんな病気?
歯の表面に付着した歯垢中の細菌が原因となり、歯を支持する歯周組織が炎症をおこす病気です。2歳以上のわんちゃん・ねこちゃんの8割は罹患しており、特に中高齢で多く認められます。
どんな症状?
口臭、歯垢の付着、歯肉の腫れや出血、硬いものが食べられない、歯がグラグラする、くしゃみ、鼻水、鼻出血などが認められます。重度になると頬に穴が空いてしまったり、顎の骨が溶けてしまったり、さらに進行すると心臓病や肺炎、腎臓病の原因となる事もあります。
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治療法は?
全身麻酔下で歯垢・歯石(歯垢が硬くなったもの)を除去します。歯がグラグラする場合は抜歯します。
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予防は?
歯磨きが最も効果的です。小さい頃から口を触る事に慣れさせ、1日1回歯磨きできれば理想的です。歯磨きが出来ない、方法が分からない等、お困りのことがあればお気軽にご相談ください。
猫の歯肉口内炎(尾側口内炎)
どんな病気?
歯肉・口腔粘膜の難治性慢性炎症疾患です。ウイルスや細菌、免疫反応の異常など複数の要因が関わっていると考えられています。
どんな症状?
激しい痛みによる涎、食事を中断する、食事中に奇声をあげる、口臭、前肢の毛の汚れ(涎による)、口腔内出血などが認められます。
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治療法は?
細菌やウイルスを減らすため全臼歯または全顎抜歯が最も効果的です。全身麻酔がかけられない場合は、ステロイドや抗菌剤などを用いた内科療法を行いますが完治は困難です。
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予防は?
有用な予防法はありません。歯肉口内炎は重度の痛みを伴います。当てはまる症状があれば早めにご相談ください。
内分泌科
猫の甲状腺機能亢進症
どんな病気?
甲状腺の過形成や腫瘍により甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。高齢の猫に発症します。
どんな症状?
体重減少、嘔吐、下痢、多飲多尿、食欲不振、多食などが認められます。
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治療法は?
薬により甲状腺ホルモンの合成を抑えます。薬が苦手な猫ちゃんでは甲状腺ホルモンの合成に必要なヨウ素を抑えた療法食を用いた治療法もあります。薬でのコントロールが難しい場合は手術で甲状腺を切除することもあります。
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予防は?
7歳以上になったら定期的に健康診断を行いましょう。特に高齢な猫ちゃんで食べてるのに痩せてきた場合は要注意です。
子宮蓄膿症
どんな病気?
子宮に感染が起こり、膿がたまる病気です。避妊手術をしていないわんちゃんねこちゃんで、黄体ホルモンが関連して起こる病気です。
どんな症状?
元気食欲の低下、発熱、お水をよく飲む、尿が多い、外陰部からの排液などが認められます。
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治療法は?
全身麻酔下での手術で、卵巣と子宮を取り除く手術を行うと同時に、抗菌薬の投与や体を支える点滴治療などを行います。手術ができない状況のときには、黄体ホルモンの作用を抑える注射を複数回行う治療も選択肢となりますが、再発の可能性が高い点に注意が必要です。
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予防は?
この病気は、避妊手術を行うことで予防できます。予防的な避妊手術を行いたくないという方も、「子宮蓄膿症になってしまったら手術する」ということをあらかじめご家族で話し合っておき、速やかな治療につなげることも重要です。
犬の甲状腺機能低下症
どんな病気?
甲状腺からのホルモンが不足する疾患です。高齢のわんちゃんでしばしばみられます。
どんな症状?
脱毛や皮膚炎が治りにくい、元気がない、顔つきが変化した、あまり食べてないのに太っている、などの症状が多いですが、まれに顔面神経麻痺などの末梢神経障害や意識障害を起こすこともあります。
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治療法は?
身体検査、血液検査などを行い、甲状腺ホルモンの不足を確認したうえで、内服薬でホルモン補充を行います。診断の際には、別の理由で甲状腺ホルモンが低下している状態(ユウサイロイドシック症候群)を除外することが大切です。
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予防は?
予防方法は特にありません。高齢期のわんちゃんで当てはまる症状があり、通常の対処で改善が認められない場合には、血中ホルモン濃度を確認しましょう。
腫瘍科
乳腺腫瘍
どんな病気?
乳腺に発生する腫瘍です。中高齢の避妊をしていない雌に多く発生し、犬では悪性腫瘍の可能性は50%ですが、猫では90%と非常に高いです。
どんな症状?
乳首の周囲に一つまたは複数のしこりが認められます。腫瘍が大きくなると潰瘍や炎症が起こります。肺に転移した場合、咳や呼吸困難が認められます。
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治療法は?
転移が認められない場合は手術により切除します。転移が認められる場合は化学療法や疼痛管理などの緩和治療を行います。
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予防は?
早期(犬:生後6ヶ月~初回発情前、猫:生後6ヶ月頃)に避妊手術を行うことで乳腺腫瘍の発生率を大きく軽減できます。
また、悪性腫瘍であっても小さいうちに完全摘出できれば完治が期待できます。避妊してない場合は、普段からお腹をよく触って胸にしこりがないか確認しましょう。
血管肉腫
どんな病気?
中高齢のわんちゃんで、脾臓や肝臓、心臓内に出血しやすい腫瘤ができる病気です。そのほか、体の表面に発生することもあります。
どんな症状?
腫瘤が突然出血することで、急に元気がなくなります。まれですが体表に腫瘤ができた場合には、その部分に内出血が起こることもあります。
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治療法は?
脾臓や肝臓の一部分など、手術で取り除ける場合には手術が適応になります。播種・転移の可能性に対して、術後に抗がん治療を行うことも多いです。手術ができない場合には、わんちゃんがなるべく快適に過ごせるように元気・食欲を支える治療を行います。
急な元気の低下で受診して血管肉腫の仮診断を受けた場合、ご家族は心の準備ができていないことが大半です。しかし、術後早期に転移が見つかることもありますが長期生存する場合もありますので、慌てずに治療方針を相談しましょう。 -
予防は?
超音波検査による早期発見が大切です。6歳を超えたらまず一度は超音波検査を含めた健康診断を受けましょう。
脳神経科
特発性前庭障害
どんな病気?
水平バランスを保つ器官に障害が起こることで起こります。
どんな症状?
高齢のわんちゃんで急に嘔吐して、立てなくなる、目が回るなどの症状がでることが多いです。
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治療法は?
1~2週間で自然に症状が治まるまでの間、体を支える治療を行います(お食事の介助、脱水の予防など)。また、内中耳炎や中枢神経障害との判別を行うことも大切です。症状はある程度残ることも完全に消失することもありますが、生活に大きな支障を生じないことが大半です。
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予防は?
特定の予防方法はありませんが、日頃から十分な水分をとるなどのケアが望ましいです。また、急にけいれんや発作に似た症状を起こすためご家族が慌ててしまいがちですので、事前にどのような症状なのか知っておくこともとても大切です。
突発性てんかん
どんな病気?
大脳の異常な興奮により、けいれんなどの症状が起こります。脳やその周囲に構造の異常がなく、発作の原因が遺伝的な要因と考えられている病気です。
どんな症状?
最も有名なのは、全身に力が入って震える強直性発作ですが、様々なタイプの発作があります。
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治療法は?
まずは、特発性てんかんとそれ以外の問題を区別する診断が大切です。特発性てんかん以外の問題としては、脳以外の問題(低血糖や低カルシウム、肝障害など)や、脳の構造の問題(脳炎、腫瘍など)が挙げられます。特発性てんかんとそれ以外の問題ではそれぞれ治療法が異なります。
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予防は?
どのくらいひんぱんに発作が起こるかによっても異なりますが、発作を予防するためには毎日飲み薬を投与することが推奨されます。
発作重積
どんな病気?
けいれん発作が5分以上続いたり、発作と発作の間に意識が回復しない状態のことを発作重積と呼びます。放置すると脳に損傷が起こり亡くなってしまう可能性があります。
どんな症状?
けいれん発作が5分以上続いたり、けいれん発作の後意識が回復する前に次のけいれん発作が起きてしまいます。
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治療法は?
緊急性が高く速やかに治療を開始する必要があります。けいれんを抑える薬を投与しますが、発作重積の場合は薬への反応が悪い事が多いため、複数の薬を投与したり、強い鎮静剤や麻酔が必要になることもあります。
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予防は?
てんかん持ちのわんちゃん、猫ちゃんにはお薬を忘れずに飲ませてあげましょう。けいれんが5分以上続く場合や、1日に何度もけいれんが起きた場合は直ちにご来院下さい。
整形外科
四肢の骨折
どんな病気?
骨が折れてしまう状況です。大半は、交通事故、高いところから落ちた、狭いところに挟まってびっくりして暴れてしまった、などの出来事とともに起こりますが、全く普通に生活していても骨折することもあります。頻度は高くないですが、骨が柔らかいことで起こる骨折も特殊な状況で起こります。
どんな症状?
骨が折れてしまった足は地面に着かず、骨折部分に触れるとひどく痛がります。指先などのわずかな骨折の場合には症状?身体検査やレントゲン検査でわかりにくい場合もあります。交通事故の場合には、目立ちやすい跛行(歩き方の異常)だけに目を奪われがちですが、脊椎や胸腹部へのダメージについてもチェックすることが大切です。
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治療法は?
全身麻酔下での骨折整復術が治療法となることが多いです。骨折のタイプやわんちゃんねこちゃんの年齢によって手術の難易度は様々です。必要に応じて、整形外科専門の二次診療施設をご紹介することもあります。また、術後は、手術部位に過剰な負担をかけない生活を心がけることも非常に大切です。一般に、成長期を過ぎてからの骨折は若齢の子と比べて治癒期間が長くなります。活動性の高い子では特にご自宅での管理に注意が必要です。
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予防は?
高所からの落下などの事故に注意しましょう。ご自宅に危険な箇所がないか、また(特に小さなお子さんがいらっしゃるおうちでは)危ない接し方をしていないか、確認しましょう。残念ながら、事故を完全に予防することは難しいです。心配な症状があればすみやかに動物病院に相談しましょう。
椎間板ヘルニア
どんな病気?
遺伝や老化などが原因で脊椎の椎骨の間にある椎間板が飛び出し脊髄を圧迫することで起こる病気です。軟骨異栄養性犬種(ミニチュア・ダックスフンド、フレンチ・ブルドッグ、ビーグル、シー・ズーなど)に好発しますが、それ以外の犬種でも発症します。猫では稀です。
どんな症状?
頸部の椎間板ヘルニアでは首の痛みや前肢と後肢のふらつきや麻痺を生じます。腰部の椎間板ヘルニアでは背部痛、後肢の麻痺、排尿障害、尿失禁が認められます。重度の腰部椎間板ヘルニアの症例では致死的な進行性脊髄軟化症を併発する恐れがあります。
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治療法は?
軽症の場合は、安静にし鎮痛剤のお薬での治療を行います。重症の場合や繰り返す場合は手術を行います。
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予防は?
首や腰に負担のかからないよう下記に気をつけましょう。
- 適切な体重を維持しましょう。
- 首輪でなくハーネスを使用しましょう。
- 滑ると腰に負担がかかることがあるので、フローリングにマットなどをひいてあげましょう。
変形性関節症
どんな病気?
関節の軟骨の損傷と変形により痛み伴う疾患です。中高齢に多く、10歳以上の犬の約20%、猫の約60%で認められます。
どんな症状?
痛みのため、あまり運動をしなくなる、階段の上り下りを嫌がる、立ち上がりに時間がかかる、触った時に嫌がる、などの症状が認められます。猫ちゃんの場合は爪とぎをあまりしなくなる事もあります。
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治療法は?
関節への負担を減らすため適切な体重管理を行います。痛みに応じて鎮痛剤やサプリメントを使用します。重症の場合は安静に過ごし、症状が落ち着いている場合はリハビリや適度な運動を行います。
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予防は?
適切な体重を維持して関節に負担がかからないようにしましょう。当てはまる症状に気がついたら早めにご相談ください。ワンちゃんネコちゃんを痛みから助けてあげましょう。
肩関節の亜脱臼
どんな病気?
前の足(上腕・二の腕)と肩甲骨との関節が外れやすくなる疾患です。中高齢の小型犬で認められることが多いです。
どんな症状?
歩くときに具合の悪い足を上げたままにしたり、あまり使わなくなります。症状には波があることが多く、調子が良いときには問題なく歩くようになったりします。
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治療法は?
急性の痛みが生じているときには、消炎鎮痛剤を服薬して安静にして過ごします。症状を繰り返す場合には、亜脱臼を防ぐために装具を用いることがあります(取り寄せでの装具のレンタルサービスもございます)。症状が重度の場合には、外科的な治療(肩関節固定術)も選択肢となります。
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予防は?
適切な体重を維持して関節に負担がかからないようにしましょう。床で前足がすべらないように環境を整えることも大切です。当てはまる症状に気がついたら早めにご相談ください。